初段 第8章


さて、初段の意図は大分解っていただけたかと
思います。

そう、ここは
あなたの”傷”を見つける世界だったんです。

癒すって言っても
簡単じゃないので

まずは思い返すこと。

見たくないところまで
ノートに書けている時点で

あなたはすでに”勇者”です。

あなたは今まで
本当にがんばってきました。

誰かにそう言われて
心が安らぐこともあるかもしれません。

でも

あなたのことを100%知った上で
それを言える人は

この世界にひとりもいないんです。

それは

どんなに仲がよくても
どんなに尊敬している相手でも
どんなに一緒にいる相手でも、です。

だから

“勇者”のあなたから

過去の傷ついたあなたに

「よくやってきたなぁ…」

とつぶやくだけでも
してみてください。

いいんです。
何となくで。

ぼんやり天井や空でも見ながら

傷つきながら生きてきたことを
労(ねぎら)って

最後の章に、そのまま突入です。


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